ここ数年特に注目度の高い、ジェンマブ株式会社ですが日本で自社販売体制構築の為にMRの採用を発表。
ジェンマブへの転職に興味のある方は早めに動きましょう!
まだ具体的な採用規模等は発表されていませんが、事前に 転職エージェント等を通じて募集についての情報収集を行うことがおすすめです。
開発から販売まで手がける組織
ジェンマブ日本法人の高木実加社長は2022年12月1日、日本でMRを採用し自社販売体制の構築をすると発表しました。
募集人数や時期は、検討中との事で具体的な数字は未発表でしたが、当初の目標施設数は1000施設プラスαとの事である程度の規模の募集となることが予想されます。
現在臨床第3相(P3)の以下の2つのいずれかを自社販売第一号製品として想定しているとしています。
- チソツマブ ベドチン
- エプコリタマブ
構築する営業組織の大きさは、どちらが先に承認を取得できるかで異なってくるとしていますが、「1000施設プラスαの目標施設数をカバーする数のMR数を揃える」との事で規模感のある募集になりそうです。
導出先企業によって販売されているダラツムマブなどで国内でも注目を浴びていますが、自社販売体制の構築によってより目にする機会が増えてきそうです。
余談ですが、代表は高木実加社長。同じ女性としてバリバリ仕事ができる方を尊敬します!きっと男女関係なく仕事の成果によって評価される実力主義の会社のようです。個人的にも興味ありです!
グローバル拠点における日本法人の重要性
デンマークに本社を構えるジェンマブ拠点はコペンハーゲンのほか、オランダ・ユトレヒト(Genmab B.V.)とアメリカ合衆国・ニュージャージー州(Genmab Inc.)および日本に設けられています。自社での販売体制を持つのは米国のみとなっており、今回の日本法人での販売体制の構築の成否は他の拠点の今後の方針や新たな拠点への進出などにも大きく影響がありそうです。
日本で2021年1月13日に日本で第一種医薬品製造販売業の業許可を取得したと発表しており、同社にとって医薬品製造販売業の取得は日本が1番目となることから、日本への期待は非常に高いと考えられていましたが、その姿勢がより鮮明になりました。
研究開発から自社販売までを行う製薬会社を目指すとしながらも、従来の通りの他社とのパートナーシップも創出と開発の幅を広げるジェンマブのDNAの一部として引き続き継続するとの事なので、独自の抗体技術を活用した革新的な新薬の開発も期待できそうです。
ベンチャーながら財務面にも安心感
NASDAQに上場しておりベンチャー企業ながら売上も増加しており財務面にも安心感があり、将来性も期待できそうですね。株価も順調に推移しているためRSUなどを実施してもらえた場合は将来的に大きなリターンにつながる可能性もありますね。
転職先として興味があるなら早めに情報収集を
近年、MR業界では人口の減少が緩やかに進行しています。私個人の見解としては、以前と仕事の進め方に変化が起こったためで、決してMRという仕事が不要になったわけではないと思いますが、数の減少は求人の減少に直結しています。
転職先として興味のある方は早めに転職活動に動いた方が良さそうですね。1000施設+αの施設をカバーするMR数の採用との事で、比較的規模感のある採用活動になりそうですが、評判のジェンマブなので、ゆっくり考えて動き出したタイミングでは採用が終わっている事も考えられます。
ジェンマブなどの外資系企業は転職エージェントを通じて採用活動を進めるケースが多いです。現在は方針の発表に留まっているようですが、実際には水面下で採用活動を始動している可能性もあります。
日本法人の代表自ら今回の募集は発表しているので、エージェント側も積極的にアプローチを行っていると考えられます。いざ本格的に募集が始まってしまうとすぐに募集が埋まってしまうこともよくあります。
ジェンマブのような人気企業はとにかく早めに情報収集を行って早めに動いた方が圧倒的に有利ですよ。