3年ぶり450人。アステラス製薬、早期退職募集。
ファイザーのエスタブリッシュ部門であるヴィアトリス製薬の早期退職から幕を開けた2021年の早期退職。
今年も大型の早期退職の募集が発表されました。
アステラス製薬は3日、早期退職優遇制度を導入することを決めたと発表した。
想定人数は450人程度で、対象者の退職日は2021年12月末。
対象には、国内グループ会社であるアステラスファーマテックとアステラスグリーンサプライも含まれる。
2022年3月期連結業績への影響は、応募状況を精査した上で公表するとしている。
アステラス製薬の業績はそんなに悪いものだったのでしょうか。
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足元の業績は好調の様に感じます。
アステラスは5月下旬、26年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画を発表。
連結売上高にあたる売上収益は26年3月期に21年3月期比で48%増の1兆8500億円を目指すとしている。
業績は好調に推移する一方で、販売管理費は21年3月期と実額ベースで同水準に維持する見込みだ。
安川健司社長は「デジタル化や機能のグローバル化なども効率化の機会として捉える」と話す。
新型コロナウイルスをきっかけに進展した営業活動のデジタル化や遺伝子治療や細胞医療などの専門性の高い領域への経営資源の配分を予定しており、今回の早期退職の募集にいたったもようだ。
ここでもヴィアトリス製薬の早期退職の流れと同様、実際にはプライマリーの担当MRが狙い撃ちになるように感じます。
結局はリモートでカバー出来る営業については、コロナが落ち着いた後にもリモートで対応する流れになるかと思います。
リストラは繰り返される
今回のアステラス製薬もそうなのですが、エーザイやファイザー、MSD、サノフィなどリストラを繰り返す製薬企業が多くなってきていると感じます。
そして、その際に一番ターゲットになっているのが、内勤業務よりもプライマリーMR。
特にプライマリーしか経験していない方が狙われているように感じます。
対応としてはやはり複数の仕事が出来ることが強みになるのではないでしょうか。
特にオンコロジーとオーファンは専門分野での転職も比較的案件が多いように感じます。
最近ではワクチン特需でCRO業界は猛烈な人手不足などにあるように特定の業種に突然求人があるのかもしれません。