MRから薬剤師への転職は最近特に多く聞くようになりました。
早期退職のおじさんや、45歳くらいのお姉様まで幅広くやってきます。
一方で薬剤師からMRはあまり聞かない気がします。
年収も倍くらいになるケースもあるみたいですし、ここはしっかりとリサーチをしたいですね!
MRはどんな仕事か
MRは「Medical Representative」の略称で、医薬品情報担当者という意味です。
薬を開発する企業が薬を扱う病院などに対して、自社製品の詳細を説明しながら売り込んでいきます。
簡単にいうと、製薬会社の営業職といった感じですね。
自社で取り扱う薬(主に医薬用医薬品)の情報収集と情報提供となります。
医療機関の担当者(主に医師)に対して自社製品を売り込んで契約を取る仕事なので、ほぼ営業マンです。
MRは医師に対して「うちのこの医薬品をぜひ採用してください!!」と営業をかける仕事がメインです。ただ採用してと言ってももちろん採用してもらえないので、いかにして採用してもらうかが鍵となります.
MRが自社製品を推すときには、必ずと言っていいほど「この薬に変えるメリット」を伝えなければなりません。
たとえば「うちの降圧剤は血圧を下げるだけでなく心血管イベントの発生を下げることもわかっている」などを伝えます。
新しい情報も次々にでるので勉強が欠かせないですね。
安全性情報などを提供や情報収集
MRは情報を提供するだけが仕事ではありません。自社製品を使ってどのような治療効果があったか、どのような副作用が起きたのかなどの情報を集める必要もあります。
自社製品の有効性や安全性を医師や薬剤師から集めて、集まった情報を元に「この副作用はよく起こるみたい」「こういった効果もあるらしい」といった具合に医薬品の情報を更新していきます。
もちろん自社で扱っている医薬品で緊急安全性情報(イエローレター)や安全性速報(ブルーレター)が出た場合は、なるべく早く医療機関に情報を届けに行かなければなりません。
ときには医薬品を使っている患者さんの命に関わることもあるので、自社製品に関する新しい情報はすぐにお客様に提供しましょう。

